先月末にバーズ(The Byrds)の初期5枚のアルバムがモノラル&ステレオという形で復刻されたので5枚全部買いました。そして、同時に発売されたシングル・コレクションも併せて買いました。

モノラルとステレオ、どちらのミックスが好みとなると今回のこのバーズでは4枚目の『Youger Than Yesterday(昨日より若く)』まではやはりモノラルの方が個人的には好みで、5枚目の『The Notorious Byrd Brothers(名うてのバード兄弟)』に関してはモノラルは一体感のあるパンチの効いたミックス、対してステレオはサウンドに奥行きを持たせたミックスなので、このアルバム全体が持つ「浮遊感」みたいなものを考えると甲乙付け難いといった感じがしました。

次にシングル・コレクションは2枚組で、同時発売のモノラル&ステレオ・アルバム5枚すべてを買うと半分以上楽曲がダブってしまいますが、アルバム『Sweetheart Of The Rodeo(ロデオの恋人)』以降のシングル曲も2曲(「Citizen Kane(市民ケーン)」と「Father Along」)と除いてはすべてモノラルで、別ヴァージョンも結構あり、特に「Chestnut Mare(栗毛の雌馬)」と「Just A Season」のシングル・ヴァージョンは良い悪いは別として個人的には聴き物だと思います。
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