ホリーズを聴き始めたのもちょうど20年前の1988年で、ビートルズの「If I Needed Someone(恋をするなら)」をカヴァーしているということを当時読んでいた『ビートルズ大百科』という本で知ったのですが、その『ビートルズ大百科』には楽曲やアルバムについてのデータの他にも1960年代のイギリスやアメリカでのシングルやアルバムの売り上げ順位なども掲載されてまして、ホリーズはイギリスでのシングルの売り上げがかなり上位(多分3位だったかなと思うのですが、間違っていたらごめんなさい)だったので俄然興味が湧いてきまして、それからはレコ屋へ行く度に必ずチェックしていました。それでこれまた南街会館下のタワレコで見つけたのが↓の画像の『All The Hits & More: The Definitive Collection』という2枚組CDのベスト盤で、当時で4,000円ほどしましたが、「If I Needed Someone」も収録されていたので迷わず購入しました。
それで家に帰ってから1曲目の「Just Like Me」から聴いていって、やはりどこかビートルズに似てるなと感じがしてたのですが、特に7曲目の「Yes I Will」でそのビートルズに似てるという感覚が決定打となり、8曲目の「I'm Alive」、9曲目の「Look Through Any Window(恋は窓から)」と最高の流れで続き、それでお目当ての「If I Needed Someone(恋をするなら)」となるのですが、その「If I Needed Someone(恋をするなら)」を実際に聴いてみると当時これが全然良いと思えない出来だったのでものすごくガッカリしたんですね。1曲前の「Look Through Any Window(恋は窓から)」のあの12弦エレキギターのサウンドや絶妙なハーモニーを聴くとどう考えても同レベルの出来を期待して当然だと思いますよね?しかもその後の11曲目の「I Can't Let Go」や12曲目の「Bus Stop」もホリーズの中でも最高水準のレベルの楽曲に仕上がってるのに、「If I Needed Someone(恋をするなら)」だけは明らかにそのレベルに達していないんですよね。これは後でわかったことなんですが、この「If I Needed Someone(恋をするなら)」のカヴァーは本人達の意思でなくプロデューサーから頼まれたもので、あの頃順調にヒット曲を連発していたホリーズとしてはビートルズの楽曲の助けなしでも十分やっていけてましたし、レノン=マッカートニーの楽曲ならまだしも、ジョージ・ハリスンの書いた楽曲となると、彼らのプライドを相当傷ついたと思います。それであのようなカヴァーとなったのでしょう(自分はビートルズもホリーズも大好きですのでこの話を知った時は相当ショックでした・・・)。
「Yes I Will」の作者はジェリー・ゴフィンとラス・タイトルマンですので自分もホリーズ以前に誰かが歌っていたのかと思って過去に調べたことがあったのですが、その時もホリーズ以前のものが見つからず、今回もまた調べてみたのですが、やはり見つかりませんでした。ですので、一応(今のところではありますが)ホリーズがオリジナルになると思います。ですので、ホリーズのために書き下ろしたのかどうかも不明です。(^^;
「If I Needed Someone」のカヴァーは1枚もののベストでは収録されてない場合がほとんどですので、聴いたことのない人は多いかもしれないですね。(^^)
ホリーズは元々演奏力の高いグループですので「If I Needed Someone」のカヴァーも今聴いてみるとそんなには悪くないのですが、ここで紹介してる2枚組では「Look Through Any Window(恋は窓から)」と「I Can't Let Go」という初期ホリーズの中でも水準の高い楽曲の間に挿まれて収録されてるので、それらの楽曲と比べるとどうしても手を抜いてるようにしか聴こえないんですよね。なので今でもあの時期のホリーズがIf I Needed Someone」を本気でカヴァーしてたらもっといいものになってたのではないかと思ってしまうんです。(^^;